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17. IHクッキングヒーター

IHクッキングヒーター
「別荘だし、火の元が怖いから、調理器具は今流行のIHクッキングヒーターがいいかな」
そう考える人は意外と多いのではないでしょうか?IHクッキングヒーターは掃除が簡単、汚れない、やけどしない、火事にならないというキャッチコピーで最近とても良く売れているそうです。実はカオリも「それは便利だわ。別荘にはこれで決まりね」と考えていた一人でした。ところが、カオリが建築をお願いしている一級建築士の円谷さんと打ち合わせをしているときに、気になる一言がありました。
「電磁波が悪影響を及ぼす危険性があるのではないでしょうか?電子レンジの外箱を無くして中身が出ているようなものですからね・・・。まあ別荘だしそれほど料理をする訳ではないからいいのかなあ・・・」
えええ!?そう言われてみれば急に不安になってきたじょ。そうだよね。何か急に危ない気がしてきた。これは調べてみなければ。ということで調べてみました。すると恐ろしい事実が明らかになったのです。

IHクッキングヒーター(電磁誘導加熱調理器)は、プレートの下の磁力発生コイルに高周波の電流を流して磁力線を発生させ、上に載せた鉄やステンレス製鍋の電気抵抗で発熱する仕組みです。ガス調理器と違って立ち消えや不完全燃焼がなく、熱効率も高いため急速に普及しました。ところがこのIHクッキングヒーターからは強力な電磁波が調理中周囲に放射されるのです。

IHクッキングヒーターの発する電磁波はメーカーによってもまちまちですが、周辺直前で約400ミリガウスとなっています。携帯電話やテレビが0.8ミリガウス、電子レンジが8ミリガウスという数字ですから、その異常な大きさが分かります。

たとえば16ミリガウスの電磁波を浴びた場合、心臓ペースメーカーの誤作動誘発や発ガンの可能性はもとより、妊娠中は流産の可能性が1.8倍となり、特に、妊娠初期(10週以内)は最大5.7倍に流産の可能性が高まるという報告もあります。16ミリガウスでこれですから、400ミリガウスの影響力は危険すぎることが明白です。バリアフリー住宅を目指しているのに、これでは病気になる家になってしまいます。

電磁波はIHクッキングヒーターからだけではなく、冷暖房や電子レンジ、掃除機や洗濯機などからも発せられているので、IHクッキングヒーターだけを取り上げるのはナンセンスかもしれません。しかし、家電製品の中で最も強力な電磁波を発生させる機器がIHクッキングヒーターなのです。

日本では電磁波を取り締まる法律はありません。ですからIHクッキングヒーターのメーカー各社が電磁波の悪影響にはほとんど触れずに「火傷や火事の心配がない」とか「掃除がラク」とか「おしゃれ」とかいって強力な電磁波を出す器具を知らん顔して売っていても違法ではありません。そういった危険性があることを認識せずに購入する消費者が悪いという訳です。

この調査結果を反映して、カオリは早速、一級建築士の円谷さんに連絡をとりました。
「IHクッキングヒーターの件ですが、調べた結果使わないことにします。ガスにして下さい。よろしくお願いします」

※注:IHクッキングヒーターから発生する電磁波が日常生活において完全に有害であるということが証明されている訳ではありませんので、誤解のないようにお願いします。気になるなら若いうちに使用するのは止めておけば?というだけのことです。高齢者はどうか?と問われれば、それは老い先よりも火災の方が心配ですので、積極的に使用した方が良いのでは?と考えます。

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