浄智寺さんの案内板

浄智寺さんの案内板です。
山門を入り、仏殿を過ぎた突き当りで、右手に行くところにあります。

「この先（右）観音堂 （左）大木の高野槙、直進して右折れで弁財天、布袋尊の各洞窟、朱印所、手洗いなど」
と書かれています。

最初に読んだときは「何かの暗号？（もしくは、とんち？）」と思いました(^ ^;)。
「この先（右）はここを起点として右なのか、右手に行った先の右なのか？」としばし悩みましたが、案内板の下に右矢印が書かれていたので、取り敢えず右側に行ってみることにしました。

案内板としてはちょっとだけわかりづらく、情報も詰め込み過ぎな印象がありますが（突き当りで右手に行って欲しければ例えば、「順路⇒」くらいの表示でも済む訳で）、それが却って「面白い」と感じました。
お陰さまでこの先、ちょっとした迷路を進むかのようなワクワク感を持って歩くことができました。
「見どころを楽しんでいって欲しい」みたいな素朴な温かさも感じますよね。

ユニバーサルデザインが重視され、何でもかんでもが“効率的でわかりやすいのがよい”みたいな価値観が重宝される昨今において、ちょっとニヤリ、としてしまうような案内板でした。